ちゅうこしゃ注意報

「中古車を購入しようと思ってるけど不安がある」「初めての中古車だから失敗したくない」「結局新車とどっちがお得なの?」主に初めて中古車の購入を検討されている方に向けて、より良い1台に出会っていただく為の豆知識を発信しています。

クルマにかかる税金

クルマには、購入時に限らず、日々維持していくために様々な税金がかかります。今回は、その税金の種類について解説するとともに、各税金の注意点を書いていきたいと思います。

〈目次〉

 

1.税金の種類

自動車税

自動車の所有者に課税される税金の一種で、毎年4月1日時点での所有者に課税されます。主に道路整備費などに使用される税金で、各都道府県に申告・納税します。軽自動車には都道府県税の自動車税は課されず、市町村税である軽自動車税が課されます。税金の金額は、所有しているクルマの排気量によって異なります。

 

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自動車重量税

読んで字の如く、クルマの重さによってかかる税金です。自家用車は車両の重さ0.5トンごとに税額が変わります。軽自動車の場合は車種に限らず一律の税金となっています。ただし、この重量税については、新車時の登録年度から13年を超えると税額が上がります。その後5年経過して18年を超えるとさらに上がってしまいます。上がる金額ですが、乗用車の場合は0.5トンごとに5,400円。軽自動車の場合は、0.5トンごとに3,900円となります。

(例)

・新車時の重量税20,000円の乗用車(2.0トン)

→13年経過後は40,000円→18年経過後は60,000円

 

自動車取得税

こちらも読んで字の如く、自動車を取得したときにかかる税金。都道府県および市町村の道路整備の費用に充当されます。取得価格(購入価格)が50万円を超えるクルマが対象で、普通車は取得価格の5%、軽自動車は3%が課されます。ただしハイブリッド車や電気自動車の場合は、税率が優遇されることがあります(エコカー減税)。

 

消費税

車両本体価格に対する消費税は、中古車の場合も新車の車両本体価格に含まれて表示するルールになっています。購入時にナビやタイヤなど付属品を追加購入した際は、諸費用で別途消費税がかかります。ただし、重量税などの法定費用には消費税は加算されません。

 

2.税金はどのタイミングで支払うのか?

クルマの税金は、購入をする時点でのみ支払うものと、定期的に支払うものに分けられます。

購入時にのみ支払うもの

自動車取得税・消費税

自動車取得税は前述のとおり、購入した金額の5%の負担となります。

・消費税は購入価格に対し、消費税率に従って支払います。(現在は8%)

 来年の10月に消費税が10%になりますので、そうなると必然的に購入時の支払い

 金額が大きくなります。クルマの場合は購入金額自体が大きいので、2%上がるだけ

 でもまぁまぁの負担ですので、近々で入れ替えを検討している方は、増税前が

 おススメです。

 

 

定期的に支払うもの

自動車重量税自動車税

自動車重量税については、次の車検分までを一括して支払う形となります。つまり、車検ごとに支払う税金となります。

自動車税は4月1日時点の所有者に課せられる税金ですが、4月2日~翌年3月に購入した場合は、月単位で減額した分を収める形となります(自動車税の月割り)。例えば、自動車税が34,500円の車両の場合、月あたりおよそ3,000円ずつ減額されていきます。

 

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3.中古車の場合は経過年数と購入時期のバランスが大事

中古車市場には、経過年数13年以上のクルマも多数存在します。本体価格が安いとはいえ、車検取得時の重量税のUPを考えた際にホントにお得なのかどうかを再度検討するようにしましょう。また、購入時の予算が限られているようなら、購入時期を4月1日以降にしておくと一時的な負担を抑えることができますので、この制度をうまく活用しながら無理のない計画を立てて購入することをおススメします。